ブラジルの公用語がポルトガル語なの、なんでなの
そういえば昔からFPSなんかで知り合うブラジル人の方々は、皆ポルトガル語を話していて、自分自身も違和感なくそれを受け止めていた。
▲当時、ブラジル人の方から教えて頂いたありがたいお言葉
そもそもポルトガルの場所すらよくわかっていなかったので調べてみると、ココにある。
スペインの西海岸はほぼポルトガルらしい。知らなかったね(義務教育の敗北)。
ブラジルが南アメリカにあることは知っていたので、位置関係からするとアメリカ大陸の発見と関連があるような気がして調べてみる。
Wikipediaさんによると、新大陸(アメリカ)をコロンブスが発見したのを皮切りに、西側への進出がブームになったらしく、当時の航海技術における2大巨頭であったスペインとポルトガルには優先的に進出権が割り振られることになったらしい。
その際に話がこじれないよう定められた子午線があり、実際は大陸の進出権ほぼ全てがスペインが持っていた(本当はこの時点で既に話がこじれていたらしく、そのへんの話も面白いのだが割愛)。
正直言ってかなりポルトガルに不利な条約で、可愛そうこの上ないのだが、よく見ると抜け穴というか、大陸の全貌を把握出来ていなかったために起きたであろう現象がある。
子午線は、なんとなくわかる範囲で適当に引いた上で交渉・譲歩なんかをしていた為か、今こうして見てみるとかなりガバい。
本当はこの条約に関しては両国ともそこまでナーバスに考えていなかったようだけれど、ともかく上記画像のように明確にハミ出していたり、はじめにここへ到達したのがポルトガル人だったという事もあって、ブラジルへの植民はポルトガルが行う事になったそうな。
現在のブラジルの方々がポルトガル語を話している理由(と思われるもの)でした。
おまけ:
実はポルトガル人冒険家がブラジルを発見するより前に、スペイン人冒険家がここへ到達していた。しかし、そこをインドだと思い込んで帰ったためノーカンになったそうです。