ゲームが上手くなりたい人向け、上達の仕組み

 

  以下に記すことについてはゲームの上達に限った話ではないし、人生において一度でもそれなりの強度で「勉強」を経験してきた人にとっては、当たり前の話かもしれない。しかし少なくとも、自分がこの結論に達するまではそれなりに時間がかかったし、参考にした情報ソースも様々だったので、さらっとまとめることにしました。

 

そもそも上達とは

 上達というものについてボンヤリとしか理解していない人にとっては目からウロコの話になると思うけれど、端的に言えば上達というのは「ミスを見つけて修正すること」でしかない。ミスの無い完璧な状態に仕上げるのが最終目標であることは、少し考えてみればわかると思う。完璧になりたいよね? お兄さんと一緒に、完璧になってみない?

 とはいえ、その道のプロですら「完璧」であるということは無いんです。いやこれ、ほんとのことで、人間は、何かをし続けている限りは常に上達の途上ということなんです。素人から見るとプロのミスなんてわからない程度のものだから、ほぼ完璧じゃん!とか思いますけどね。

 

上達の早い人とは

 ゲームにしても何にしても、上達の早い人というのは居ますよね。そういう人を見ると「こいつ、またかよ」って思ったりしますね。またお前は俺を置いていくのかよ、知ってたけどな。っていう思考です。えっ、しない? 俺はするんだよ。少なくともな。

 これは「ポイントをおさえるのが上手い」「コツを掴むのが早い」などと表現されることが多いけれど、この記事の理論をもってそれを説明するとすればそれは「ミスを見つけるのが上手い」という事になる。

 自分が、そこで何をミスしたのかを素早く、的確にとらえて修正できる能力というのが、すなわち上達の早い人の特徴となるわけですね。

 

上達速度を早める方法

 では、生まれ持った才能を覆すことはできないのかと言えば、そうでもない。希望を持て。スタートラインの差は個々の特性としてあって当たり前なのだが、ここで大切なのは「ミスを見つけるという行為がひとつの技術である」という点だ。

 これ、何が言いたいかと言うと、「ミスを見つける技術それ自体は、努力次第で上達させることができる」ということだ。

 自分が自分のミスを意識して捉えるたびに、ミスを見つける能力というものも成長していく。サーチのレベルが上がるのだ。そうすれば、徐々に細やかなミスも見逃さないようになっていくし、要点となるミスを選り分けて認識できるようになる。いいか、もう一度言うぞ。ミスを見つける能力が成長するんだ。

 

練習とは

 そう、そこで必要なのは反復練習だ。これはみんな嫌いなやつですよね。俺は大嫌いだからほとんどやらないんだけど、つまり、上達というのは「ミスを見つける練習というものを反復して行って、ミスを見つける技術を身に着けて、そこで見つけたミスをさらに反復練習で修正して体に叩き込んでいく」という修行なわけなんです。すくなくとも、俺にとっては。そしてお前らの一部にとっても、そうなる。念じて覚えるといい。

 

余談:スランプ

 みんな何かをやってるとスランプってあるじゃないですか。これまで出来てたことが出来なくなって、本当につらいみたいな。腕前が落ちちゃったような気がする、ってやつですね。まあそれ、勘違いなんですけど。

 これ、スランプっていうのは、この記事の理論を用いればめちゃくちゃ単純な話なんですよ。ようは、これまで気づかなかった自分のミスに気づくようになったってだけなんです。出来ると思い込んでただけで、相当なゴミだったわけですよ。出来ると思いこんでるだけのゴミ。救いようがない。それが、なんとですよ。今、スランプであるあなた、あなたは自分が出来ないことに気づいたゴミへと進化したわけです。ゴミ仲間として、末永く仲良くやっていこうな! そう、じゃあ、あとは、見えてるミスを直すだけ。お前の人生、これから暫くは上り調子だよ。良かったな。焼き肉でもなんでも、少しはおごれよ。俺はおごられることに対して、一切なんの感情もなく受け入れることが出来る、いわば天才なんだよ。

 

ミスを見つけるコツ

 とはいえ漫然と物事をこなすことに慣れきってしまったお前らにとって、ミスをいちいち見つけられるように意識するというのはまあ、かなりの努力が必要になるという可能性がある。実際、俺はすごく苦労した。でもコツを見つけたから、ここで教えておこうと思う。

 

アウトプットを意識低く受け入れろ

「アウトプット」という言葉は、人生というか成長という概念においてとても重要なものであるのだけれど、なんとなく意識が高い感じがして苦手!みたいな人も居ると思う。でもこれ、意識が高いとかなんじゃなくて、自分にとって有用であるから使ってるだけなんですね。自分がオタクだからといって、一切のウェイ系要素をシャットアウトするのは損する生き方なんで、出来れば今すぐ改めたほうが未来のお前にとって良い。改めよう。

 で、本題に戻るけど、アウトプットとはつまり出力、自分から湧き出るパッションを、他人が理解できる程度の人語に翻訳してから、文字か音声に乗せるという作業のことを指す。俺が今まさにこうしてブログに文字をしたためているのもアウトプット。とし子さん、晩飯はまだかのう?と声に出して訴えるのもアウトプット。好きです、結婚してくださいと伝えるのもアウトプットだ。プロポーズの日のことを思い出したよ。こんな俺でも、緊張する瞬間というものはあった。

 それで、こうしたアウトプットを行うことで何が起こるかと言うと、これほんとにビックリなんだけど、自分の思考を「確定」することが出来る。え、何を言ってるの?って話になるかもなんだけど、逆に俺がお前らに問いたい。え、何やってるの? だって「確定」しないと、脳内にあるのはただフワフワした適当なイメージだけでしょ? 俺らの脳みそは、フルに使えばスーパーコンピューター富岳よりポテンシャルあるかもなんだけど、なんとなく使ってるだけだと、棒倒しくらいの事しかできないわけ。自覚しような。

 

結局なにがコツなのよ

 俺がここで推奨するのは「常にアウトプットしながら物事に接しろ」ということなんですね。いや、どういう事? とか思うかもしれないけど、読んで字の如しでしかないので、これ以上の説明が出来ない。素数みたいなものです。ちなみに素数の正確な定義についてしっかり覚えたのは、つい最近。数ヶ月前になります。みんな、こんな僕をよろしくね。愛されることは得意だよ。

 話を戻して、なにも極端な事は言ってないです、ここでは。よく老害が「メモしろ」だのなんだの言うケースがあると思いますけど、いやマジ老害だなって思う前に一応その効能だけは理解しときましょう。これって正しい方法で行えば、まずまず効率の良い学習方法だったりするんです。正しい方法というのは、自分の言葉でメモするならば、ということです。言われた言葉をそのまま書くだけだと全くなんの意味もないですが、自分が噛み砕いて理解したその内容を文字にして書き出す、というのであればOKなわけです。そうするのであれば、あなたは成長出来ます。その瞬間、あなたの脳内のフワフワとした、さして考えきれてもいない、ゴミみたいな思考が、文字にする、言葉にするという行為を経て、不備や矛盾について推敲されて、がっつりと洗練されてゆきます。ようやく人の役に立てるレベルになったぞ、よかったな。

 

やりかたとか方法

 メモでもいいんですけどね。なんとなくムカつくなら、メモじゃなくてもいいです。なんかノートとか広げて、ダーッと書くとかね。そんなんでいいですよ。そういう思考法もあるくらいですから。

 あとよく言われるのは「人に教える」というやつですよね。他人様に教えるという前提で物事を覚えようとすると、いきなりハードル上がります。これも、アウトプットの一種だったりしますね。そう、アウトプットってハードル高いんですよ。俺に言わせてみれば、アウトプットがハードル高いんじゃなくて、インプットした気になってる赤ちゃんがハードル低すぎてヤバすぎるってだけなんですけどね。こういうの、社会人研修とかで習う内容だと思うのでこれ以上は言わないでおきます。

 そして個人的にオススメなのは、実況動画、もしくは実況配信をしろということです。これ、バカみたいですけど滅茶苦茶オススメです。だって、常に自分が何を考えて、なにをしようとしているのか、言葉にしてアウトプットする必要があるんです。こんなの、成長しない方がおかしいじゃないですか。無思考を追い出すことが出来る最強の手段です。現代においては。

 まあ別に電波に乗せなくてもいいんですけど、だって電波に乗せて誰かに聞かれてないと、お前らサボるじゃん。平気で。なんかこう、涼しい顔して。だから監視が要るじゃんね。すくなくとも俺は、要りますよ。監視が。要るというか、居てくれると助かります。だからその、なんだ、つまりだな

 

 みんな、ありがとうな!!!(唐突におわり!!!)